本節では、次節で「未来を読み解く」ためのベースとして、各企業などで計画されている未来について紹介する。
計画されている未来サービス
本節では、次節で「未来を読み解く」ためのベースとして、各企業などで計画されている未来について紹介する。
ミラーワールドとサービスネットワーク
●スマートシティ
Toyota: Woven Cityイメージビデオ
○人流・交通流をリアルタイムにフィードバックする
街:
店舗:
ヒト:
クルマ:
広告:
○環境情報をもとに快適性をコントロールする
○移動手段を連携する
○都市情報把握、シミュレーションにより都市をマネジメントする
○災害に備える
○複数の都市で分業する
分業都市の例:
●スマートファーム
○大規模植物工場をロボットで遠隔運用する
ネットワークでつながりあった規格化された屋内外ロボット工場でプロのノウハウと育成データを分析・共用して誰でも無農薬で熟して、味が良く、栄養豊富な作物を育成
●ロボットへの分業
メルティンMMI (https://www.meltin.jp/news/168/)
・パーソナル・ワークボット:
・ウェアラブル・ロボット:
・サポート:
・ナノ・ロボット:
・遠隔分身ロボット:
実世界と虚像が共進化する世界:ミラーワールド
本節では、次節で「未来を読み解く」ためのベースとして、各企業などで計画されている未来について紹介する。
●社会環境の変化と影響
超グローバル化とフラット化:
超高齢化:
バーチャル化:
●ミラーワールドとデジタルツイン
●ミラーワールドにおけるフィードバックループ
ミラーワールド:現実世界とデジタルツインが共進化する世界
○収集する: デジタルツインへの情報収集
サービスネットワーク例:
分析・モデル化ネットワークでのモデリング例:
○記憶する: デジタルツインへの記憶
デジタルツインへの記憶の例:
○引き出す: デジタルツインからの情報の引き出し
情報抽出ネットワークによる情報の選別例:
○支援する: 未来サービスとサービス連携
・リアルタイムに情報を提供・予報する
・自動化する、ロボット化する
・ロボットでサポートする
・シミュレートする
・バーチャルとリアルを連携する
・ウェアラブルで健康を管理する、ライフログを記録する
【閑話】今ここにあるSF世界:M氏の休日(2021年)
●目覚め
「朝だよ、おきて~」
休日の朝、スマホから聞こえる妻の声アラームで目覚める。リビングのシャッターは、起きる前に自動的に開いて、明かりがもれている。今朝は晴れだ。
布団でまどろみ、服を着ている間に、スケジュールとニュースを、アシスタントに聞く。
(スケジュールはいつもアシスタントに入力してもらって、読み出しはアシスタントとスマホを使い分けている)
●体操と散歩
アシスタントにラジオ体操を流してもらい軽い準備運動をして、その後ルーチンの体操をする。
体操の後は散歩だ。散歩中の歩数やカロリー消費の目標値がメータ表示されるので、毎日続けるモチベーションになる。散歩後には健康情報を確認できる。
(座って作業をし続けると、注意されるのも助かっている。)
散歩中にアイデアを思いつくことが多いので、音声認識でメモをPCに共有する。
●書店とコーヒーショップ
散歩中に書店による。amazonからのレコメンドも助かるが、その場で見わたし、手にとる書籍の散策には別の発見がある。持ち帰るのが重いので、書店はもっぱら散策用のショーウィンドウとなっている。気に入った本を見つけると、スマホからPCに共有し、評価を確認する。書店もショーウィンドウ需要をとりこんだビジネスモデルを考える時期にあるのだと思う。
書店の後は、いつものコーヒー店でビッグサイズのブレンドをワンモアで2つ買う。スマホの会員アプリを使いキャッシュレスで購入すると、自動的にポイントがたまる。そういえば、Suicaのようにワンタッチで商品を購入ようになってから、現金を持ち歩かなくなった。
●お掃除タイム
帰宅後は、それぞれの分担でお掃除タイム。妻は1階でアシスタントにお気に入りのミュージシャンの音楽をかけてもらっている。僕の担当は2階。寝室兼書斎はアシスタントの指示で掃除ロボットを依頼して、他の部屋を掃除している間に終わったことをスマホで確認する。
(アシスタントから、「風呂入れ」を指示できるようにしようとして失敗した。誰でも簡単に洗濯、風呂、家電をアシスタントに依頼できるようになって欲しいな~)
●鑑賞タイム
最近はTVをみる機会が減った。CMがなく、番組を提案し、好きな番組を選んで観られるビデオオンデマンドが便利だからだ。しかもハイビジョン&サラウンドでドラマや映画を鑑賞できる。4Kも利用できるが、我が家の画面サイズではそこまでの画質は必要ない。サラウンドのための複数のオーディオ機器の操作は、アシスタントにやってもらう。
●読書タイム
本を読むのが好きなので、活字中毒というほどではないが、毎日なにがしかの本を手にとる。
そういえば、本の購入数が圧倒的に増えた。amazonのレコメンドで欲しい本が簡単に見つかるようになり、電子書籍ならばその場で、リアル書籍ならば翌日に届く。完全にamazonの術中だが、不快感はない。読者の書評も様々な意見があり、読前に本の内容を把握するのに非常に助かる。
電子書籍とリアル書籍は、用途に応じて使い分けているが、辞書、文字検索、コピペができる電子書籍が非常に便利だ。マーカーやタグを設定できるので、後から再読する際の助けになる。かつては、漢字の読み方を調べるために、画数を数えて漢字辞書で探すのに四苦八苦した、難しい漢字ほど画数が多いのだ。
リアル書籍でもスマホの文字認識を使えば似たようなことができる。わからない言葉は、辞書で探すよりもアシスタントに聞いた方が速いこともある。
●夕暮れどき
リビングのシャッターは自動で閉まるが、電灯はアシスタントに指示しなければいならない。それでも「おやすみなさい」と声をかければ、いっきに消灯してくれるのは助かる。
夕食の食材は、週に数日分サブスクをお試し中。メニューをスマホで選ぶだけで届き、ある程度の栄養バランスがとれて、なにより食材の調達が楽になる。そのうち調理は3Dプリント、レシピはネットでという時代になるんだろう。
●就寝時
寝る前は、ブルーライトを避けるため30分程度ジャズを聴きながら、リアル書籍を読む。寝ている間の音楽は快眠の妨げになるので、就寝後10分で音楽が止まるようセット。
オヤスミナサイ
●まだまだある便利生活
・ネット振込
銀行振込で銀行に足を運ぶことはなくなった。銀行は平日にしかやってないから大変だったのだ。
・アシストカー: 高速道路で一定の速度と車間を保ってくれるアシスト機能。
・音声で自動翻訳
海外旅行程度ならば、どこの国でも困らない。
・Web百科事典ウィキペディア
根拠を示しているものが多く査読もある。場合によっては専門書や教科書よりも信頼できる。
・家に居ながら、スペインの道を通ってサグラダファミリアを周回して観光する
・情報散策にWebは必須
仮説を思いつくとWebに意見を聞き、当たりをつけてから本を探す。読後も、Webで別の意見を確認するようにしている。専門外の書籍を、これだけ高効率で探し当てるなんてことは、以前には考えられなかった。
・手術をするロボット:ダヴィンチ
・3Dプリントでつくる: 家、工業製品
ここから先の「計画されている未来」は、「今ここにあるSF」の延長線上で描かれていく。次章では、未来を読み解く前提として「計画されている未来」を概観する。