道具との共進化への道(1):人類の源泉

●人類進化の源泉、オルドヴァイ渓谷[1][2]


 今も続く進化のホットスポットの一つ「アフリカ/グレート・リフト・バレー[3]、多くの哺乳類の進化を促し、そして類人猿からヒトへの分岐は西リフト・バレーと東リフト・バレーに囲まれたヴィクトリア湖の東、オルドヴァイ渓谷に始まった。


 1000500万年前、地下マントルの上昇によってアフリカ大陸を引き裂くように、南北7000kmにもおよぶグレート・リフト・バレーの巨大な谷を形成し、谷の両側にいくつもの高い火山が生まれ、そのいくつかからは放射性元素を含むマグマが間欠的に噴出していた。ヒトの祖先たちは、溶岩由来の栄養に富む土壌で繁殖する熱帯雨林に惹かれてオルドヴァイ渓谷に集まり、気づくと周囲を谷と火山に囲まれ、谷を越え他の地域に広がっていったのは冒険精神とサバイバル能力にたけた一部のものたちだけだった。グレート・リフト・バレーは、ヒトの越えるべき壁として立ちはだかったのだ。そして、ほとんどは渓谷周辺にとどまり、地形の変化による湿潤な気候の時代と半砂漠化した時代の繰り返し、火山の爆発の脅威にさらされ、ゆっくりとサバンナ化する環境変化とともに生活様式と身体を適応させる。そして、オルドヴァイ渓谷周辺が人類進化の源泉となった。


ウィキペディア(Wikipedia)大地溝帯より(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E6%BA%9D%E5%B8%AF)

                ウィキペディア(Wikipedia)大地溝帯より



参考書籍:

[1] 丸山茂徳(2018), "地球史を読み解く", 放送大学教育振興会

[2] 丸山茂樹(2020),"最新 地球と生命の誕生と進化:[全地球史アトラス]ガイドブック", 清水書院

[3] ティス・ゴールドシュミット(1999), "ダーウィンの箱庭 ヴィクトリア湖", 草思社


tag : フューチャーリテラシ、美意識、ネットワーク、未来、

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Author:佐藤基
『フューチャー・リテラシー -- 過去・現在・未来、複雑系の未来を読み解く』
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